CBDとは
CBD(カンナビジオール)は、大麻草から抽出される成分の1つです。
精神活性作用や依存性はなく、医療・健康・美容において様々な有用性が報告されています。
WHO(世界保健機関)では、「CBDは薬物依存に関して乱用や害を及ぼさない」「CBDを国際的に規制対象物質とすべきではない」ということを正式に発表しています。※1
CBDは合法?
CBDは合法です。厚生労働省では、『大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しません』と正式に発表しています。※2
CBDは安全?
以下の報告の通り、CBDは非常に安全性が高いものであると考えられます。
- CBDは心拍数、血圧、体温、変化などの生理学的指標にも影響せず、消化管にも作用を及ぼさず、精神的な作用も持たないことが報告されています。※3
- 動物実験において、極めて高用量を投与しない限り、様々な生理学的・生化学的パラメータにも、行動にも、CBD単独では影響を及ぼさないことが報告されています。※4
- CBDの安全性と有効性を確認するための臨床研究によると、CBDは忍容性が高く、安全性も良好とされています。※5
※忍容性とは、副作用が被験者にとってどれだけ耐え得るかの程度を示したもの。「忍容性が高い」ということは、副作用が比較的軽く、十分に許容できる程度であるということ。
期待される効果
医療・健康における効果
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- 制吐作用
- 抗不安作用
- てんかんの治療
- 糖尿病、癌、アルツハイマー病などの予防や治療 ※3, 6
美容における効果
- 抗酸化作用
- アンチエイジング
- リバースエイジング(若返り) ※7
- 日焼け・シミの予防
- ニキビ・アトピーなどの改善
- 潤い効果、シワ予防
- 美髪、頭皮の健康
- 抜け毛・薄毛対策
- ダイエット、代謝促進
- 歯・口腔の健康
- 成長ホルモンの分泌促進
- 疲労回復 ※8
出典・参考
※1:WHO(世界保健機関);CANNABIDIOL (CBD) Critical Review Report
※2:厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部;CBD(カンナビジオール)を含有する製品について
※3:渡辺 正仁, 早崎 華, 由留木 裕子, 渡辺 克哉;カンナビジオールの治療効果とその作用機序
※4:リンダ・パーカー; エリン・ロック; ラファエル・ミシューラム. CBDの科学. 築地書館.
※5:WHO Expert Committee on Drug Dependence. 世界保健機関(WHO)
※6:世界保健機関(WHO), 薬物依存に関する専門委員会(ECDD);カンナビジオール(CBD)事前審査報告書
※7:東京大学大学院医学系研究科;臨床カンナビノイド学 社会連携講座 カンナビノイド研究
※8:栄養書庫編集部. Nutrient Library-32 CBDの美容力. ニュートリエントライブラリー.