CBDオイルの選び方

CBD

CBDオイルの選び方が重要な理由

濃度が高ければ良いという訳ではない

CBDの効果を実感するために必要な用量は人それぞれです。用量が多ければ多いほど効果が現れるという訳ではありません。

表記されている量のCBDが入っていないことがある

アメリカでの調査ですが、『Journal of the American Medical Association』誌に掲載されたある調査では、インターネット経由で購入した検体85製品のうちの69%は、ラベルに表記されている通りの量のCBDとTHCが含まれていませんでした。※1
実際にどれくらいの量のCBDが入っているかは見ただけでは判断できないため、できるだけ信頼できる販売業者から購入することが重要です。

重金属、殺虫剤、有害な化学物質が含まれていることがある

原料となる大麻草やCBD製品は、栽培や加工の過程で重金属や有害物質に汚染されている可能性があります。これらは主に分析証明書(COA)によって確認することが可能です。分析証明書(COA)には、CBD原料におけるCBDの含有量やTHCの有無に加え、重金属、農薬、溶剤の含有量や有無に関する情報が記載されています。

分析証明書(COA)の成分量と実際の成分量が異なることがある

元も子もない話ですが、規制がない、あるいは非常に緩い場所では、製造業者は望み通りの検査結果をお金で買うことも可能であるとも言われています。

CBDオイルの選び方

分析証明書(COA)を確認する

CBDやTHC、その他の成分の含有量を確認してください。

CBDの含有量を確認する

必ずCBDの含有量が明記されているものを選んでください。また、人によって最適な量は様々です。高用量だから良いという訳ではありませんので、最初は一番濃度の薄いものを選ぶのがおすすめです。

不要な添加物が入っていないか確認する

人工の添加物が入っていないものがおすすめです。

CBDオイルの種類

アイソレート

CBDのみで、他の大麻草成分は一切含まないもののことです。ラベルにはアイソレートであることが明記されているはずです。99%または100%CBD、と表記されていることもあります。※1

ブロードスペクトラム

大麻草に含まれる全ての精油のうち、THCだけがないもので、大麻草から抽出されたオイルからTHCを除去して作ります。ラベルにはTHC0%、あるいは「THCフリー」と明記されているはずです。アイソレートよりもアントラージュ効果が期待できます。※1

アントラージュ効果:複数のカンナビノイドやテルペンなどの化合物が相乗的に働き、それぞれの化合物が単独で持つ効果よりも高い効果を発揮できるという考え方。

フルスペクトラム

原料である大麻草に含まれている全ての精油の凝縮されたもので、CBDとTHCも元の比率まま含まれています。※1

おすすめはブロードスペクトラム

THC以外のカンナビノイドを摂取することに抵抗がない方はブロードスペクトラムをおすすめします。THCが含まれておらず、アントラージュ効果により少ない用量でより高い効果を期待できるためです。もし抵抗がある方はアイソレートから始めてください。

CBDオイルの摂取量

まずは1滴か2滴から始めてください。それで効果が得られなければ、効果が得られるまで1〜2日ごとに少しずつ用量を増やしてください。

まとめ

  • CBDオイルの選び方
    (1) 分析証明書(COA)を確認する。
    (2) CBDの含有量を確認し、初めは最も濃度の低いものを選ぶ。
    (3) 不要な添加物が入っていないか確認する。
  • CBDオイルには、アイソレート、ブロードスペクトラム、フルスペクトラムがある。
  • THCが含まれておらず、アントラージュ効果を期待できるブロードスペクトラムがおすすめ。

出典・参考

※1:リーダーズ・ダイジェスト編集部. Project CBD. CBDエッセンシャルガイド. 晶文社

株式会社アサラボの代表。MM411「CBD医学ウェルネスコース」修了。
安全かつ適切にCBDと関わっていただけるよう、論文や書籍、公的機関などの情報を元にCBDに関する情報を発信します。

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